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株式会社エイジア様 「投資家の本音がわかり、スライドやプレゼンの具体的な改善につながった」


株式会社エイジア様 (https://www.azia.jp/)
自社ブランドのメールマーケティングシステムWEBCASシリーズの提供をコアに、企業のマーケティング活動を支援。2017年12月東証一部へ上場。

株式会社エイジア様は、株主へも積極的にIR活動を行う中で、オンラインの投資家説明会を実施するにあたり、IRダイアログを実施いただきました。
今回はIRダイアログ実施に至ったきっかけや、その効果を、経営企画室長 藤田 雅志様に伺いました。

目次[非表示]

  1. 1.投資家の反応を知り、一方通行コミュニケーションからの脱却を目指す
    1. 1.1.‐IRダイアログを導入したきっかけは?
  2. 2.IRダイアログを導入していなければ、伝わらないプレゼンをずっと続けていたかもしれない
    1. 2.1.‐実際にIRダイアログで投資家説明会をてみていかがでしたか?
  3. 3.リアルの説明会より濃い情報が得られ、社内用資料の改善にもつながった
    1. 3.1.‐IRダイアログを使った意外な効果はありましたか?
    2. 3.2.‐今後はどのように個人投資家にアプローチしていきますか?


投資家の反応を知り、一方通行コミュニケーションからの脱却を目指す

‐IRダイアログを導入したきっかけは?

まずはオンライン説明会に興味を持ったことがきっかけです。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年の株主総会は、オンライン上とリアルの場でのハイブリッド型で実施しました。その際、オンラインでもオペレーションに問題がなく進行できたため、次は個人投資家向け説明会でも試そうということになり、リンクコーポレイトコミュニケーションズさんにお声がけしてみました。

説明会のオンライン化の狙いは株主層の変革です。当社はメール配信システムを軸としたマーケティングコミュニケーションシステムとサービスで、企業と顧客の“双方向コミュニケーション”を支援しています。このサービスは、ITに馴染みの薄い方にはわかりにくい面もあります。当社のビジネスをより理解いただける世代の投資家に支持をいただくため、若い人たちにも興味を持ってもらうことを目指しました。

そしてなにより、IRダイアログでは投資家の反応がデータ化されるというのが魅力的でした。
これまで行っていたIRは、勘や経験に頼りがちで、投資家にこちらの意図が「伝わっているか」「興味を持ってもらえたか」ということがわからないまま、一方通行のコミュニケーションになってしまっているように感じていたのです。

そこでIRダイアログを使った個人投資家向け説明会を行うことを決断しました。実施までのオペレーションはとてもスムーズで、特別な準備は不要でしたね。

IRダイアログを導入していなければ、伝わらないプレゼンをずっと続けていたかもしれない

‐実際にIRダイアログで投資家説明会をてみていかがでしたか?

驚いたことが3つありました。


1つ目は、集客力です。
これまでリアルで実施していた説明会の参加者は、100〜200人ほどでしたが、IRダイアログでは約750PVと、多くの投資家に説明会に参加いただいて弊社を知ってもらうことができました。また、参加者の年齢層がリアルで実施したときよりも全体的に若く、新しい銘柄を発掘したい現役世代の投資家にリーチしやすいのも良かったです。


2つ目は、たくさんの質問をいただけたことです。
対面での説明会では、挙手をしての質問はしづらいようですが、質問フォームでは気軽に投稿ができるので、時間内に答えきれないほどの60を超える質問をいただきました。


そして3つ目は、リアクションデータのきめ細やかさです。


IRダイアログによって、「自分たちが良いと思っている説明会が、実は投資家に伝わっていないことがある」ということがわかりました。

私たちは、「この資料が一番良い」と思って作成しています。しかし実際にリアクションデータを見ると、投資家には伝わっていない、また理解していただけていない箇所が浮き彫りになったのです。
さらにリアクションデータでは、説明に対する理解度や反応を時間軸で細かく確認できるため、スライドの表現やプレゼンの方法を具体的に改善することができました。

例えば、投資家のリアクションが良くなかったスライドを分析すると、専門用語を多用していました。このように課題がわかることで、投資家に私たちのビジネスをどう伝えるべきかを見直すきっかけになりました。個人投資家向け説明会の翌月には機関投資家向けの決算説明会があったのですが、表現などを改善したスライドを活用してプレゼンで挑んだところ、実際に良い反応を得ることができました。

リアルの説明会でもアンケートは行っていますし、また、投資家の表情も見ることができます。しかし、それだけでは実態がわからないのだと痛感しました。IRダイアログで、投資家の意外な本音や反応が浮き彫りになり、それをもとに具体的に説明会の構成を改善することができて良かったですね。

IRダイアログを使ってリアクションデータを分析していなかったら、伝わらないスライドで伝わらないプレゼンをずっと続けたままで、PDCAも回せていなかったと思います。

一方で、こちらが意図して構成を工夫した資料が、こちらの狙いどおりに投資家の反応を得られた時は純粋に嬉しかったですね。

リアルの説明会より濃い情報が得られ、社内用資料の改善にもつながった

‐IRダイアログを使った意外な効果はありましたか?

投資家説明会で反応が良かったスライドや、改善したスライドは、株主総会や社内会議でも活用しました。社内外から説明がわかりやすいと好評を得ています。社内への事業理解・浸透のためにも利用でき、思わぬ副産物となりました。

‐今後はどのように個人投資家にアプローチしていきますか?

リアルの場の説明会の良い点は投資家の表情を実際に会場で見られることですが、IRダイアログで得られる投資家の本音や実際のリアクションは、リアルの場だけでは得られない非常に有益なデータでした。さらに圧倒的な集客力もあります。

IRダイアログは投資家に興味を持ってもらい、実際に株主になってもらうための対話ツールとして活用できるとても魅力的なものだと感じています。
今後もIRダイアログを利用して、投資家にアプローチし続けていきたいと思います

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