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インテージグループWAY策定&浸透プロジェクト

グループ価値向上に向け
新たなWAYの策定へ

株式会社インテージホールディングス様

インテージグループWAY策定&浸透プロジェクト

グループ価値向上に向け
新たなWAY の策定へ

株式会社インテージホールディングス様

intage group

インテージグループの事業は、「マーケティング支援事業(消費財・サービス、ヘルスケア)」「ビジネスインテリジェンス事業」から構成されており、グループ連結売上高は22期連続で増収を達成(2015年3月期時点)。国内マーケティングリサーチ分野のリーディングカンパニーであり、海外でも9カ国・地域に展開しグローバルでの地位を確立。「リノベーション&イノベーション」をテーマに、成長スピードを加速させている。

プロジェクト概要

インテージグループのコーポレートコミュニケーション活動を、リンクコーポレイトコミュニケーションズ(以下、LCI)は長年にわたりサポートしてきた。
IRコミュニケーションにおいてはアニュアルレポートや個人投資家向けサイトの制作、採用コミュニケーションにおいては採用パンフレット・リーフレットの制作などである。

そして2015 年、インテージグループとLCIの新たな取り組みとして、インナーコミュニケーション領域のプロジェクトが始まった。
創立55周年を機に、グループとしてのビジョンや行動指針を示した「THE INTAGE WAY」を新たに「THE INTAGE GROUP WAY」へ改定し、グループ全体に浸透させるプロジェクトだ。

WAY 策定だけに終わることなく、WAYの実践と定着をゴールに従業員向けの様々な浸透施策を設計している点がポイントとなっている。LCIが考える「外部への約束を社員が実行し、信頼を獲得する」というコーポレートブランディングの先端事例の一つである。

※リンクアンドモチベーショングループで、WAY 策定から浸透までのコンサルティング、
浸透ツール制作などを実施

「THE INTAGE GROUP WAY」コンセプトムービー[時間:3分41秒]

インテージグループ各社の事業の違いなどにも配慮しつつ、根底にある共通の価値観を、CGによるモーショングラフィクスとナレーションで可視化。各社の誰もが、自分事として捉えることができるような言葉選びや、このタイミングで、グループが一体となって事業を展開していく必要性を訴求する演出に留意。

01グループ価値向上に向け新たなWAY の策定へ

―今回、創立55周年を機に「THE INTAGE WAY」を新たに「THE INTAGE GROUP WAY」へ改定された背景や課題についてお聞かせください

上村(敬称略、以下同) 「THE INTAGEWAY」は2010年、創立50周年のタイミングに策定したものでした。その後、55周年を迎えるまでの5年間に、ホールディングス体制への移行、海外を中心とした積極的なM&A展開など、事業形態が大きく変化するとともに、新たな社員がグループに多くジョインしたこともあり、WAYがグループ社員に浸透していないという課題がありました。そこで55周年を機に、より社員に伝わりやすいグループWAYを策定し、グループ全体での浸透を図ろうということになったんです。

―今回のWAY策定&浸透プロジェクトのパートナーにリンクアンドモチベーショングループ(以下、LM-G)を選定されたポイントはどのあたりになりますか

上村 LM-GのLCIには、以前からアニュアルレポートの制作を中心にIR領域や採用領域で、またリンクアンドモチベーション(以下、LMI)には、事業会社インテージの新入社員研修など、グループを通じて多大なご支援をいただいています。もちろん、大手の広告代理店でも経営理念などの策定サービスを提供していることは知っていましたが、すでにインテージグループのことを深く理解いただいており、理念策定や浸透策の実績が多くあるLM-Gにお願いすることに決めました。

―WAY策定プロジェクトはどのような体制で実施されたのでしょうか

上村 インテージホールディングスの経営企画部と社長室が事務局となり、各事業会社からメンバーを集めて全社横断のプロジェクトとして立ち上げました。LM-Gにはプロジェクト推進サポートや、WAY言語化のコンサルティングなどでご協力いただきました。

―策定の具体的なプロセスをお聞かせください

上村 2015年5月にキックオフを行い、6月にはWAY浸透の現状を探るため、全社に対するアンケートを実施しました。アンケートの結果からWAYの存在は認識されているものの理解には至っていない、つまり必ずしも日々の仕事で実行・体現はされていないということが明らかになり、プロジェクトメンバーからも現行のWAYは理解しづらい、より伝わりやすくシンプルなものに変えようという意見が多くあがってきました。実のところ、スタート当初は50 周年に策定したWAYを大きく変えることは意図しておらず、微修正する程度の予定で始めたのですが、アンケートの結果やプロジェクトメンバーの声を受け、WAYの変更に向けてギアチェンジしました。その後、プロジェクト内、また社長・役員陣と何度もディスカッションを重ね、11月に新たな「THE INTAGE GROUP WAY」をつくり上げました。

策定された「THE INTAGE GROUP WAY」

株式会社インテージホールディングス 社長室

室長 上村紗恵子

株式会社インテージホールディングス 社長室

IR担当 小黒 紀和子

株式会社インテージホールディングス 社長室

グループ広報担当 佐藤 亜矢子

02WAY 浸透の最初の仕掛けとして セッション×ムービーをセットで設計

―今策定後の浸透プロセスについてはどのようにお考えでしたか

佐藤 前回のWAYは策定したもののその後の浸透施策に力点が置かれておらず、結果として、理解度・実践度が低いものになったという反省がありました。今回は浸透、つまり日々の仕事での意識化と実践に注力することを意識してプロジェクトを進めました。浸透プロセスについては、LCIに考え方をインプットしていただき活用しました。

―浸透の最初の打ち手として実施されたことは何ですか

上村 浸透活動においてはさまざまなメディアを組み合わせた複合的なコミュニケーションが重要という前提のもと、まず最初に浸透活動のキーマンとなるマネジメント層をターゲットにし、短期間で強いインパクトを持って訴求できる「イベント」と「映像」を組み合わせる形式で実施することにしました。具体的には、2015年12月にグループ全体の部長クラス以上を集めた「マネジメントセッション」という場を設け、WAYコンセプトムービーの上映や、新しいWAYについてのディスカッションを実施しました。共有のためのキーツールであるムービーについては、LCIに制作していただきました。

―WAYコンセプトムービーを制作された背景や意図を教えていただけますか

上村 新たなインテージグループWAYの意味・世界観を頭で理解するだけでなく心に響くものとして届けるため、ムー ビーを制作しました。コピー・写真・グラフィックの3つの要素からなるイメージング映像という演出手法をとり、WAYの自分事化と内発的動機の極大化を狙っています。当初は、研修スタイルを中心に伝えていくことを想定していたので、LCI からムービーの提案があった時、「ムービーって本当に必要なのかな?」と肯定的ではなかったのが正直なところです。しかし、ムービーは心に響く内容を何度も同じ品質で伝えられること、長期間使えること、多くのステークホルダーに対して活用できることなど、得られるメリットが多くあることが分かってきました。また、当社は海外展開を進めており、外国籍社員が3 分の1を占めます。M&Aで加わった日本語が分からない海外の社員にも、映像であれば新しいWAYのイメージが伝わるのではないかと考えました。

―WAYコンセプトムービーの制作プロセスについてお聞かせください

小黒 ムービー制作チームの方々は策定後からプロジェクトに参加されたのですが、当社のWAYを表面上でなく深いレベルで理解してくださっていました。策定フェーズに参加していたLCIの営業の方が、ムービー制作チームに当社のことをしっかりと伝えていただいているなと感じました。そのおかげで、初回案を土台に役員レビュー、社長レビューと進めながら台詞や映像の微修正を重ね、納期までスムーズに進行し、完成させることができました。

―WAYコンセプトムービーへの反応はいかがでしたでしょうか

佐藤 制作前はムービーには懐疑的だった経営陣からも、最終的には、とても褒めていただきました。マネジメントセッションでアンケートを実施したのですが、「とてもうまくできていて、WAYの理解向上につながる」「これはいつ貸し出しが始まるんですか、グループのみんなにも見せたい」など、想像以上にポジティブな意見が多かったです。普段は淡々と仕事をするタイプの社員から「すごく感動して泣きそうになった」という言葉ももらいました。おかげさまで、社員に伝わる本当に良いものができたと思っています。LCI社内にIRや採用コミュニケーションの領域で、すでに当社のことを深く理解してくださっているスタッフが何人もいたからこそ、このようなクオリティの高いムービーが制作できたのだと思います。

03全社員の日々の仕事での実践が浸透活動のゴール

―ここまでの活動を振り返り、LM-Gと仕事をした感想をお願いします

小黒 ムービーを制作する部分だけではなく、どの方とお仕事しても最初から最後まで熱量が高く、モチベーションがずっと落ちないのはすごいですね。私たちを力強く引っ張っていただき、感謝しています。本当に並走型のコンサルティングだと感じています。

―WAY浸透活動の今後の展開予定をお聞かせください

上村 マネジメントセッションから始めた浸透活動は、今後、グループリーダー層・メンバー層、そして海外へと広げていきます。具体的には、事業会社ビジョンの磨き直し、職場分科会の開催、経営トップによる国内外の事業所訪問、社内広報などになります。また、職場分科会で使用できるよう、浸透ムービーを含めた浸透ツールキットやマニュアルなどの配布を予定しています。次年度以降の新卒・中途入社社員への教育、MBO制度を活用した浸透策なども検討中です。そして、伝えることが目的化しないよう、あくまで、社員一人ひとりの行動、習慣化がゴールということを見失わず進めたいと思います。浸透プロセスにおいては、「なぜグループWAYが必要なのか?」と感じる社員もいるかもしれません。でも、社員によって温度差があるのは決して不思議なことではないと思っています。その温度差をなくしていくことも含め、ホールディングスという立場からどのようにWAYを浸透させていくのかを、引き続きLM-Gの皆さんと一緒に考えて、一層の浸透を図っていきたいですね。

担当ディレクターより

自分事感と見える化

制作する上で心がけたことは、大きく2点あります。ひとつは、社員のどなたが見ても「自分事感」を味わってもらえるような構成にしたことです。このムービーを見るインテージグループの方々は、新卒入社、中途入社、M&Aでのジョイン、国籍、性別も違えば年齢も幅広いなど、バックグラウンドがとても多様です。そんな中、ムービーを通じて、「あ、この部分は自分のことを言っているな」と分かってもらえるような構成にするべく細心の注意を払いました。
もうひとつは、インテージホールディングスの提供価値や存在意義を「見える化」することです。
「情報」という目に見えない商材を扱っているため、普段はともするとなかなか感じにくい価値を、CGという手法を用いることでビジュアライズしました。
結果として、社員の皆さまから高い評価をいただけるムービーとなり、良かったと思っています。

(株)リンクコーポレイトコミュニケーションズ

映像ソリューションユニット 山崎 正治